「誰と治療するか」で、患者の気持ちは大きく変わる

コトバの処方箋~医療の隙間を埋めるヒカリの言葉~

先日、気心の知れた仲間と食事に行きました。

こうして外でゆっくりお酒を楽しめることも、私にとっては一つの進歩です。

以前は「ザル」と言われるくらい飲んでいましたが(笑)、今は体調を考えながら、たしなむ程度に。そんな穏やかな時間の中で、自然と病気や治療の話になりました。

私がぽつりと、

「カテーテルなんて怖くないと思えるかどうかって、実は『誰とやるか』で全然違うんだよね。前の先生となら頑張れたけど、もし違う先生だったら……と思うことがある。」「意識ある中でカテーテルって、息の合わない先生とは辛いわ」

と話すと、隣にいた仲間がすぐにうなずきました。

「本当ですよね。先生次第で、治療を受けようと思えるかどうかが変わります。」

さらに別の人も、

「最初の診察で『この先生、ちょっと合わないな』と感じたら、もう治療を受ける気持ちになれないこともある。」

と話していました。

その言葉を聞いて、「私だけじゃなかったんだ」と思いました。

患者は、治療の内容や技術だけで病院を選んでいるわけではありません。

「この先生なら任せられる。」

そう思える安心感や信頼関係があるからこそ、不安や恐怖と向き合い、治療へ一歩踏み出すことができます。

私自身、脳動脈瘤の治療を経験して改めて感じたのは、医師との信頼関係は薬では補えない力を持っているということです。

もちろん、医療技術はとても大切です。

でも、その技術を患者が安心して受けられるようにするのは、医師の言葉や姿勢、そして「この先生と一緒に頑張ろう」と思える関係性なのではないでしょうか。

患者が前向きに治療へ向かえるかどうか。

そこには、検査結果や手術方法だけでは語れない、「人と人との信頼」があることを改めて感じた夜でした。

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