1. 暗闇の中にいた、あの日の私
脳動脈瘤が見つかり、カテーテル手術を目前に控えた夜。
「もしものことがあったら……」という恐怖で、アナウンサーとして言葉を扱ってきたはずの私も、何も言えなくなっていました。
2. 説明の内容よりも、欲しかったもの
医師から受けた術前のインフォームドコンセント(説明)。
丁寧な言葉、正確なリスクの提示。もちろんそれは重要です。
でも、私の不安を消してくれたのは、資料を見つめる医師の視線ではありませんでした。
説明の最後に、先生がふと資料から目を離し、わずか0.5秒、にっこり微笑み、私の目をじっと見て頷いてくれました。
その一瞬の「アイコンタクト」が、どの医学用語よりも雄弁に「大丈夫、任せてください」と伝えてくれたのです。
3. 言葉のプロとしての視点
言葉とは、文字だけでできているのではありません。
• 視線の角度…あなたを「症例」ではなく「人」として見ているか
• 声のトーン…安心を乗せているか
• 間(ま)の取り方…不安を吐き出す隙間をくれているか
これら「非言語」の要素が組み合わさって初めて、言葉は相手の心に届く「処方箋」になります。
4. 医療の現場に、ヒカリのコトバを✨
技術は進歩しても、最後に患者の背中を押すのは、やはり「人と人との温度」です。
私はアナウンサーとして培った技術を使い、この「0.5秒の奇跡」を医療現場にもっと増やしていきたい…それが、救われた私の使命だと思っています。
#医療コミュニケーション
#患者の気持ち
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